| ■主な特長エントリーシリーズ最小のモデルながら、シリーズの名声を不動のものとし、スピーカーの小型回帰ブームをもたらした現代の銘機です。人気の秘密はサイズを越えた低域のみならず従来このクラスのスピーカーでは得られなかった品位の高い音質と豊かな表現力にあります。設計者たちもこの優秀なスピーカーの誕生には多少の偶然が作用したことを認めています。当初『S』は小型のサラウンド用として計画されました。本格サラウンドシステムではトーンの統一が重要ですが、他のエントリーシリーズとの共用を想定し、ミニスピーカーといえども部品の品質を同等としました。また通常スピーカーの設計においては無響室で測った軸上の周波数特性を重視しますが、サラウンド用スピーカーが設置される環境を考慮すると、リスナーの耳に届く音は壁や天井等に跳ね返った間接音の割合が多くなり、直接音のみの特性はあまり意味を持ちません。実際に軸上の特性をフラットに整えた試作機ではサイズの関係か好結果が得られませんでした。その為あえて軸上の特性にこだわらず、全体のエネルギーバランスに重点を置くこととしました。このことがサイズを超えた表現力の獲得に幸運に作用しました。またスピーカーケーブルの引き回しが長目になることを想定しインピーダンスが8Ωになるように設計。結果として従来のサラウンド用スピーカーの枠を超えニアフィールド・モニターにもメインスピーカーにも適し、低出力アンプでも鳴らしやすい汎用性に優れた高品位小型スピーカーが誕生しました。もはや『S』はサラウンドのSではなくスモールのS、ただサイズの小ささだけを意味するものとなりました。ウーファーとして完全防磁型の11.5cm口径のユニットを搭載しています。コーン径は小さくなりましたが、ボイスコイルは25mmと大口径でマグネットは17cmウーファーと同サイズです。ツィーターもやや大きめの25mmソフト・ドーム型を採用。ネオジウム・マグネットを使用した小型強力型です。またサラウンド・スピーカーとして計画された『Entry S』には、壁に取り付けが容易なように背面にフック受けが付いております。スピーカーを高い位置に取り付ける場合はツィーターを下にしたほうが音質的に有利ですが、フック受けはその場合も想定して上下2組用意されています。発売以来5年を経て今回ツィーターを変更いたしました。25mmと口径はかわりませんが、素材、形状など設計を一新し高域の特性を向上させました。ただスピーカーとしてのサウンドバランスは可能な限りオリジナルに近づけています。■主な仕様○ 周波数特性:65Hz〜28kHz○ インピーダンス:8Ω○ 外形寸法:130W×215H×190Dmm○ 重量:2.7kgサイズを超えた低域豊かな表現 |